新人スタッフ水質分析実習(9)
みなさまごきげんよう!
新人スタッフのKです!
いつも「こんにちは」では夜見る人にはどうなの?という意見がありましたので、
昼夜を問わない挨拶にしてみました。
今回の実習は、お散歩タイムの園児たちをかいくぐって行いました。
雪遊びをしてなかなか進まない園児!
なんとか散歩を促す先生方!
そんな先生方に迷惑がかからないよう、興味をひかずにこっそり採水をしたい私!
柄の長い柄杓をもち、カゴに採水道具を詰めてガッシャガッシャと歩く私達の運命はいかに・・・。
ちょっと大げさに物語の宣伝風で初めてみました。
いかがでしょうか。
実習報告本編に入ります。
観測場所は札幌市某河川です。
水質結果は環境基準A型と比較してみます。
冬季の採水は危険だということで、今回もカモ好きの先輩に同行して頂きました。
前回は採水地点上流が凍結していましたが、今回は遠目に見て大丈夫なようです。採水地点はどうでしょうか。
肝心の採水地点も大丈夫でした。
前回の反省を生かし、スコップも長柄杓もある万全の状態で挑んだ採水でしたが・・・
なんと前回よりも川岸の積雪が増えていました。
なので河川に降りることができても、登ることができなさそうだという判断で河川の中には入らず、
川岸から手を伸ばしての採水となりました。
しかしこの方法でも積雪が壁となりました。長い柄杓をもってしても流心に届かない!
仕方がないので、前回と同じく採水地点から5メートルほど下流の左岸寄りで採水をしました。
帰ってから犬好きの先輩にこのことを報告すると、なぜ河川内に降りる方法が他にないか考えなかったのかとご注意を頂きました。
こういった調査はよっぽどの理由がない限り、採水場所を変更してはいけません。
軽率な採水をしてしまったなと反省をしました。
ちなみにカモはいませんでした。
カモ好きの先輩一緒に行くと、カモはおらず・・・先輩に見せたいのですが!
以下分析結果です。
pHは通常通り、
SSは平均よりも低めの値となりました。
BODは0.5未満でした。実測値は0.2ですが、定量下限値が0.5なので報告値は0.5未満となります。
DOは13.9でした。水温2.9度の飽和溶存酸素量は13.08なので酸素を多く含んだ状態となります。
大腸菌は実習中で最も低い値で、11月と同じです。冬季は川に出入りする人が少ないのできれいなのかもしれません。
今回は出番のなかったスコップ(氷を割ってみたかったな~)。
先日、別の河川の採水では大活躍でした。
採水地点の橋の上に行くと、除雪の影響で欄干が見えなくなるほど雪が積もっていました。
そこでスコップを取り出し、雪をかき分け、無事に採水することができました。
雪かきにも氷割りにも使えるスコップ!北国の必需品のひとつですね!
先ほど橋の欄干について書きましたが、
冬季は欄干が雪で覆われ、どこまでが安全なのか分かりづらくなっています。
積もった雪の上に登ると転落の恐れがありますので、不用意に登ったりしないようにしましょう。
一年間の実習報告もあと少しカモ?
それではまた次回!