新人スタッフ水質分析実習(10)
みなさまごきげんよう!
先日のホワイトデーでは大好きな羊羹を頂いてホックホクの新人スタッフKです!
少し前の話になりますが、一月上旬に某大手ゼネコンの採水に行ってきました。
トンネル工事から排出される水を処理するのに専用の建物があり、中では大きな装置が稼働していました。
初めて自分の目で処理装置を見たので圧巻でした。
現場に行かせてもらえる機会があったらまた行きたいです!
引き続き実習報告をします。
観測場所は札幌市某河川です。
水質結果は環境基準A類型と比較してみます。
川岸の雪が融けてきました!
白い雪の中に茶色い土が顔を出してきています。
春の色味ですね!
とはいえ、やっぱり寒いし河川の様子もわからなかった私は、悩んだ挙句にスコップと長柄杓を持っていきました。
何を悩んだかというと、今回は先輩がいない一人だけの採水で、たくさんの持ち物があると大変だな~ということでした。
ひとりでカゴとスコップと長柄杓を持つ様はちょっと面白かったかもしれません。
子供たちと出くわさなくて本当によかったです。
ちなみに、結果的にスコップの出番はありませんでした。
長柄杓は本来の使い方はしませんでした。
どういう使い方をしたかというと、柄を下にして河川内を歩く時に水位を見、安全に歩けるかどうかを判断するのに使いました。
物は考えて使えば色んなことに役立つのカモ?
採水中、こつっと長靴にぶつかるものがありました。
雪が融けて剥がれ落ちた氷の塊でした。
流れてくる間に小さくなってきたのでしょう。
(写真だと分かりずらいですが、真ん中のティッシュのような、クラゲのような塊です)
以下分析結果です。
pHは通常通り、
SSは雪解けに影響されたと思われる浮遊物があるものの平均的な値、
BODは実習中で最も高い値で、これこそ雪解けに影響されて微生物が増えたということでしょうか。
DOは13.2mg/Lで、水温5.3℃での飽和溶存酸素量は12.28mg/Lなので、前回と同様に酸素を多く含んだ状態です。
大腸菌群数は実習中で最も低い値となりました。人の出入りがとても少ないということなのでしょうか。
春先の河川は増水等で危険なので立ち入らない方がいいですね。
先日、終業後にバスの時間が迫っていたので走りだしたところ、会社の前でズッコケて手と膝が泥まみれになってしまいました。
雪が融けてきたとはいえ、日陰は凍結してツルッツルになっている可能性が高いので皆様気を付けてください!!
来月は1年間の実習のまとめです。
それではまた次回!