新人スタッフ水質分析実習(11)
みなさまごきげんよう!
四月に入り、新人スタッフではなくなってしまったKです!
実習では便宜的新人スタッフKということでよろしくお願いいたします!
引き続き実習報告をします。
観測場所は札幌市某河川です。
水質結果は環境基準A類型と比較してみます。
また、今回は最後の採水ということで、イヌ好きの先輩に同行して頂きました。
卒業試験とのことでしたが、果たして結果は・・・?!
岸辺の雪は解け、雪の下に埋もれていた地面が見えるようになりました!
フキノトウやツクシはまだ見られませんが、これからどんどん新しい生命が芽吹いていくのでしょうね♪
採水日(4/11)には何もありませんでしたが、1週間後、近所でフキノトウが顔を出していました!
まだまだ寒い日が続きますが、季節は着実に進んでいるんですね♪
積雪がなくなり、雪解けの増水に注意しつつ、河川に入ろうと試みたのですが・・・
柄杓の反対側で水深を見てみると・・・
なんと長靴と同じくらいの水深であることが判明。
これでは靴の中までびしょ濡れです。
そこで辺りを見渡し、浅そうなところを発見。
夏季では使わなかったその場所の水深を見ると・・・
少し深いですが、安全圏です!
ここからなら河川内に入ることができます!
河川はまっすぐではなく、うねったり、細くなったりしています。
そこで雪解け増水などで流速が上がると、うねっている場所の底がえぐれてしまったりする場合もあるそうです。
私自身、今回の採水中、水深が浅いところに立っていたつもりが、長靴で流れが変わったせいで、足元がどんどんえぐれていき、いつの間にか水が入りそうになっていました。
河川はあっという間に変わってしまうことがあるので、気を付けたいですね。
水分が多めの地面だったので容器の底が汚れてしまいました。
すかさず先輩が「川の水で洗ったら?」と助言をくださり、きれいに持ち帰ることができました!
あと、カモはいなかったです!最後に見たかったのですが・・・残念!
以下分析結果です。
pHは通常どおり、
SSも、通常どおりでした。河川で採取した時は枯葉等があったので高めの値が出るかと思いましたが、枯葉とわかるくらいの形・大きさではSSにはならないので、あまり値にはならなかったようです。
水量が少なければある程度値になったかもしれないが、今回のように増水していた場合は汚く見えても値になってこないこともあるそうです。
BODも平均的な値です。
DOは前回同様、飽和溶存酸素量を超えた値で、酸素が多く入った状態です。
大腸菌群数も前回同様、実習中で最も低い値でした。
卒業試験、果たして合否は・・・?!
結果的に「ボーダーギリギリのおまけ合格」だそうです。
段どりが悪く、まだまだ安全に気を配れていないとのこと。
どんどん経験を積んでいくしかないそうです。
これからも学ぶことがたくさんありますね!
今回の採水で採水実習を終わろうと思います!
次回は総まとめです!
それではまた!