ワークスタイル

道南支店 福原 裕行

ハードな現場、緻密さを求められる仕事に、
楽しさと社会に貢献できる充実感があります。

入社のきっかけ
測量のアルバイトを経験し、興味を持って入社

入社前はアルバイトを含めさまざまな仕事をしていましたが、たまたま誘われて測量のアルバイトをしたのがきっかけです。その時、今の道南支店の上司である渡部が一緒に現場に入っており、環境リサーチで働かないかと声を掛けてもらいました。
測量は初めての経験でしたが、「その場所の座標の点は世界に一つの点だ」といった話を聞き、「こんな世界があるんだ」と興味を持ちました。現場でも楽しく仕事ができたため、入社することにしました。

仕事内容
工事の基礎となる測量、自然の中のハードな現場も

一般的な住宅や道路から、これから公共土木工事を行う海、山まで、さまざまな場所の測量をしています。特に、道南支店では2018年の胆振東部地震で被災した厚真町を始めとする災害復興工事の案件を数多く請け負っています。
工事を行う前には、まず今の現場がどのような状態になっているのかを正確に把握し、「運び出す土の量はどのくらいでダンプ何台分なのか」といった計算をする必要があります。その基礎となるのが測量なのです。
その後の工事に大きく影響するので、精度の高い仕事が求められ、ミスも許されない仕事。現場での測量から記録まで、慎重に行っています。

最近は、ドローンを使って自動で測量ができる場所も増えましたが、被災地では地面の凹凸が多かったり、木で陰っている部分があったりと、ドローンで計測するには限界があります。そのため、私たちが山に入って人力で測量をしなければなりません。10kgから20kgもある機材を背負って山の現場に入ることは当たり前。時には、山に生えている木や倒木を運び出す計画を立てるために、木の数、種類、太さ、長さを細かく記録するという仕事もあります。時には、ヒグマのうなり声や匂いを感じることもありますよ。
夏は暑く、冬は寒く、ハードな現場が多いですが、私はいろいろな場所に行って体を使って仕事をするのが好きなので、楽しく働くことができています。

仕事のやりがい
苦労した仕事が、災害復興につながる達成感

自分たちが測量をして、しばらく経った後にその場所行くと工事が終わって綺麗になったところを見ることができます。その時は、苦労してやったことが結果につながっていると感じて達成感がありますね。また、災害復興や公共工事など、社会に貢献する仕事に携われているのも誇りに思います。
現場では大変な時もありますが、大きな出張の仕事が終わった時などは、その時に一緒に現場に入っていた他の会社の方も一緒に打ち上げをすることがあります。苦労があったからこそ、お互いの労をねぎらいながら過ごすひと時は格別です。

環境リサーチのいいところ
正確な仕事の追求が、自分を成長させてくれる

私たちの道南支店は、上司の渡部と私の2人で10年以上やってきています。渡部は、測量という間違いが許されない仕事柄、例えば資料作成時の1㎜のズレにも厳しいです。私もこの仕事はそうあるべきだと思っていますし、そのおかげで私も成長できていると感じられます。渡部も本社のメンバーも、困った時は助け舟を出してくれる強い味方です。
また、お互いに常に意思疎通をしながら、私にも業務に当たっての裁量を多く与えてくれており、それが「自分も事業所を支えている」という使命感につながっています。
資料や図面をたくさん扱う仕事ですが、うちの事務所の机はとてもきれいです。そういったところからも、正確な仕事をするというこだわりが感じ取れると思います。

今後の目標とメッセージ
楽しく社会にも貢献できる仕事。是非とも挑戦を!

測量はとても奥が深く、難しい仕事だと日々感じています。私は今、測量士補という国家資格を保有していますが、次は測量士の資格取得を目指しています。約300人が受験しても10人ほどしか合格しないという厳しい試験で、何度かチャレンジ中です。そうして知識や技術を磨いた上で、新しい社員の方が入った時などは、自分が現場でリーダーを務められるようになりたいと思っています。さらに、現場で測量したものを図面に起こせるようになれば、もっと貢献できる幅が広がります。
日々、納得できる形で成果が出せるように取り組んでいますが、振り返った時にはやはり反省点が出てきます。それを、もっと良い仕事をしようという向上心につなげています。

今、北海道や国内全体で土木工事に向けた測量ができる担い手が不足しているため、私たちも新しい若い方の挑戦を求めています。ハードな現場や、正確さを求められる厳しい側面もありますが、私は楽しく取り組めているので続けられています。
人によって向いている、向いていないはあると思いますが、楽しさを見出せれば社会に貢献できる素晴らしい仕事だと思います。